
米国公認会計士のUSCPA
最終更新日 2025年5月20日 by tecstv
アメリカにおける公認会計士資格の事をUSCPAと呼び、全米州政府会計委員会が実施していて66万4532人の方々がライセンスを有しています。
アメリカの資格ではあるものの試験は日本の東京または大阪で受験する事ができますが、出題される試験内容は問題や回答など全てにおいて英語が用いられます。
試験を受験し合格する事ができたら、アメリカの各州毎に定められている営業許可を得る事により許可を得た州にて公認会計士として活動可能になります。
このような特徴からUSCPAはアメリカ人に向けた資格として認識される事例が多いですが、今日では日本国内の専門学校にて専門コースが設けられている様子も増えており、専門コースに進み学びを深めている学生も増加傾向です。
日本でも取得を目指して学びを深めて受験する方が増加している理由は複数ありますが、特に学習と資格取得によりキャリアアップに繋げられる様子が挙げられます。
グローバルに経営している企業では海外企業とパートナーシップを結ぶ事が多いですが、米国公認会計士の資格を有しているとアピールする事ができれば海外での会計に纏わる基準を十分に理解しているという判断材料にして頂けるので、相手方に対し安心感を持ってもらえるようになります。
そのように現時点でグローバルに展開するグローバル企業にて働いている方はもちろんですが、今後スキルアップを目的として国際的に経営を展開する企業に転職を考えている方にとっても、キャリアプランが円滑に進められるきっかけにさせられます。
同様に転職を考えている方にとって相性が優れている点としてあるのが財務会計や監査論、企業経営環境や商法といった科目をまんべんなく学んでいくものの、各科目の合格率は高めで仕事と並行しながら資格取得が現実的である事です。
また、米国公認会計士という事もありUSCPAは問題と回答が全て英語であるからこそ、資格を取得したという事は同時に高い英語力を有していると証明する事にも繋がりますし、英語力のように試験を受験し合格した事によって同時に高い能力を有している事の証になる点としてはITも例外ではなく、中でもUSCPAを取得した者はフィンテックについても精通しているという評価がされます。
フィンテックというのはITによって金融業界を効率化させるアプローチの事を指し、公認会計士と深い関わりがある決算書に関してもフィンテックにより他のサービスとシームレスに繋がる様子になっています。
しかも、USCPAでは出題される問題の中にしっかりとITに関する事柄が設けられているので、ITに関する事柄を深く理解していて英語で回答したというれっきとした評価が得られます。
米国公認会計士で特徴的な事として挙げられるのが、試験に合格し資格取得者になった方々は合格後も継続的に高い知識を持ち続けている上に、ますます能力が高くなっていく様子です。
合格後も知識が失われずに向上しているのは、ライセンスを有している有資格者に対しスキルの維持を目的とした研修が行われているためです。
継続的に行われる単位制の研修制度の事をCPEと呼び、有資格者になった後も継続的に学びを深め続けていく事によりいつまでも資格取得時の能力が維持できますし、新たなる知識も迅速に習得できるようになるので時代の変化に伴う新たなる事例に柔軟に対応できるようになります。
そして、USCPAはアメリカの各州と相互承認協定を締結している他国でも同様に米国公認会計士という立場で活動可能なので、営業許可を得た州はもとより営業許可を得た州と協定を結んでいるオーストラリアをはじめカナダやアイルランド、メキシコやニュージーランド、イギリスや香港でも活動できます。