社会

新潟県長岡市の見所

tecstv

最終更新日 2025年5月20日 by tecstv

歴史的な名所や施設が多く存在するところ

新潟県の長岡市と言えば、信濃川周辺で毎年8月に行われる「長岡まつり」や「長岡石油」が有名なところとして、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

新潟のちょうど中央あたりに位置する長岡市は、県外県内ともアクセスしやすく交通の便からみても非常に便利な立地にあり、商業と産業が大きく栄えた街でもあります。

新潟観光の足掛かりとして、一番最初にここを訪れる方も多いです。

歴史的な面からみると、戦国時代にかの有名な「上杉謙信」が長尾景虎姓時代に納めていた土地としても、全国的に有名です。

当時上杉謙信は、収めていた栃尾地域を足掛かりに家督争いや内乱を鎮静化させて最終的に越後の統一を果たしたといわれています。

その後は「直江兼続」が越後の重臣でもあった直江家の名跡を継いで、上杉家の発展に追力した逸話が数多く残されていています。

幕末の時代には長岡藩の戦闘として立ち、さまざまな偉人や著名な人物を多数輩出した歴史があります。

市内には、その歴史に関連する名所や施設などが多く見られ、ドラマなどで取り上げられたこともあり、これらの名所や施設を目当てに長岡市を訪れる観光客も少なくありません。

歴史的な出来事はその土地に根付いた文化と密接な関係にあるものですから、それらを知ることは土地を知ることに繋がるとして、まずは歴史を知りたいとする方も近年増加傾向にあります。

 

長岡市で有名な観光名所

有名な観光名所としては、先述した「長岡まつり」が行われる信濃川周辺が最も有名といえます。

毎年8月1日から3日間かけて行われる全国的に見ても大規模なお祭りです。

中でも花火大会は、その幻想的な風景をひと目見ようと毎年たくさんの人で賑わいます。

花火の打ち上げ総数は2万発、観客動員数は3日間で100万人をこえるとのことですから、そのスケールの大きさをうかがい知ることができます。

眺めのいい花火を見るのに適した場所に、一定のスペースを確保することのできる有料席の販売もあります。

もともとは1945年8月1日の大空襲からの復興や犠牲者の鎮魂を願った行事が元になったものだと言われていますから、そのスケールの大きさや歴史の長さも納得できます。

この花火大会だけでなく、この時期には長岡市の各所で復興や犠牲者の鎮魂を願う関連の行事が行われます。

華やかで活気があるだけでなく、その意味合いにも注目してみるとまた違った側面の発見に繋がるかもしれません。

広大な自然や、それと調和した遊具や遊び場が設置されている「国営越後丘陵公園」も、親子連れやカップルに人気のレジャースポットです。

26種類の木製遊具や水遊び場が整備されており、施設内の里山フィールドミュージアムでは季節に合わせた植物や花を楽しむことができたり、動物と触れ合うことが可能です。

里山の暮らしや遊びなどの文化を体験できる催しもあり、お子様の体験学習の一環としてよい経験になると評判のよい施設です。

訪れた人からは、高台からの眺めは一度見てみるべきと称されるほど、素晴らしい自然が広がっています。

催しや展示植物は季節によって内容がわかるので、何度言っても飽きることがありません。

 

多くの酒蔵があり米どころでも有名

そして新潟県と言えば有名な米どころでもあります。

新潟県産のコシヒカリは全国的な目からみても大変有名です。

もちろん長岡市もその例にもれません。

そして、米のあるところによい酒ありと言われてきたように、長岡市には新潟県内でも最多の16もの日本酒蔵元があります。

原材料はその土地で取れたコシヒカリなどであることが多いのですが、味や特徴としては大変個性的なものが多いとされています。

 地元の人でも、日ごろから常飲するためのいわゆる定番酒が決まっていたり、祝い事や季節によって銘柄を変えたりと、製造されているお酒の数の豊富さを物語っています。 

種類としては、にごり酒やしぼり酒、純米酒が多く見られます。

基本的には数量限定のような形で製造されているため、手に入れることが難しい銘柄も多数存在します。

お酒の旬は一般的には11月から2月ごろの寒い時期であることが多いので、この時期に観光に訪れて本場の米どころで製造された上質なお酒を味わってみるのもよいかもしれません。

酒蔵で実際に手に取る地元のお酒は、また格別なものがあることでしょう。

お酒ときたら、次にあてにしたいのはやはり美味しい食べ物です。

海と山に挟まれた格好の地形から、恵まれた特産品が数多くある場所ですが、やはり注目したいのは「へぎそば」ではないでしょうか。

もともとは新潟県魚沼地方が発祥ですが、いまは新潟県全域で食べられています。

そば粉のつなぎに海藻を使用しているという珍しいそばで、「へぎ」と呼ばれる器に盛りつけたことが名前の由来だといいます。

その盛り付け方も独特で、一口程度に小分けした麺を丸めた形で盛るのが通例です。

薬味として、ネギやわさび、からしなどが用いられており、これは地方やお店によって違いがでるようです。

つるつるとした喉ごしの香りのよいそばは、観光客からも人気です。