社会

UNICEF募金によって成し遂げられる事柄と寄付の種類

tecstv

最終更新日 2025年5月20日 by tecstv

平和

1.ユニセフ募金で助かる命

国際連合児童基金とも呼ばれるUNICEFでは、世界中に住む最も支援の届きにくい子供たちを優先的に支援すべく、非常に多くの活動が繰り広げられています。

その活動分野は実に多岐にわたり、栄養や保健、教育、搾取や暴力からの保護、緊急支援など多くの分野があります。
そしてそれらの活動に要する費用は、個人や企業、団体、また各国の政府から寄せられる募金や寄付によって賄われているのです。

具体的に言えば、現時点でも約6秒に1人という子供の尊い命が何らかの理由で失われています。
こうした子供たちの命を守り、明るい未来を与えるために私たち一人一人も、募金や寄付という形で大きな貢献ができるというのは嬉しいことです。

では、UNICEFに寄せられた募金や寄付で、一体どれほどのことが成し遂げられているのでしょうか。
例えば、世界中から寄せられた3,000円の支援によって、免疫力を高め感染症から守るために使われるビタミンAが何と3,000人の子供たちに行き渡ることになります。

また、約5,000円の寄付があれば、それによって下痢によって生じる脱水症状を和らげることができるORSと呼ばれる経口補水塩を765袋も購入し子供たちのもとに届けることができるのです。

さらに、募金や寄付が10,000円集まれば、栄養不良で苦しむ子供たちを救う栄養治療食297袋分にもなり、多くの子供たちの命を守ることができます。加えて、30,000円の募金があれば、保健員がその地域に住む母親たちにきちんとした栄養指導を行なうために必要な教材を76セットも購入できると言われています。

一人一人と確信できるのです。

2.わずかな募金によってどれだけのことができるのか?

ある資料によると、わずかな寄付でもどのように有効に使われているかが明確に記されていました。
例えば、子供たちに必要最低限の教育を受けさせるためには多くの募金や寄付が必要とされています。

わずか366円の寄付があれば、子供用の鉛筆が10本とノートが10冊ほど買えるということです。
また690円の寄付で、縄跳びの縄を10本ほど購入することができ、1,071円あればバレーボールのネット1枚とバレーボール1個を購入できるのです。
少額の募金が、多くの子供たちの学習や運動による体力作りを支援できるということが分かります。

栄養面に目を向けてみると、何とわずか68円というお金でミネラルやビタミンを含む栄養素パウダーを30袋購入でき、食事などに混ぜて栄養を摂取するよう緊急時に子供たちを助けることができます。
また、1,680円ほどあれば栄養治療食が50包購入できるため、重度の栄養不良に苦しむ子供たちを救う結果になるでしょう。

さらに、予防接種の面について言えば、わずか151円の募金で経口ポリオワクチンが10回分も購入でき、568円あれば使い捨ての注射器を100本も購入できるのです。
これによって、100人もの子供たちが汚染されていない安全な注射器で予防接種を受けることができるようになります。

加えて、緊急支援という分野においては、560円というわずかな寄付で寒さから身を守るフリース製の毛布を1枚購入することが可能になります。
まさに、私たちが寄付するわずかなお金が実に多くのことを成し遂げているというわけです。

※「日本ユニセフ協会」も参照

3.ユニセフへの募金の仕方

では、多くの人が関心を持つ寄付の種類については何と言えるのでしょうか。
UNICEFに寄付を送りたいと思う場合、色々な仕方で支援することができると言われており、その一つが支援物資をプレゼントするというものです。

例えば、毛布や治療用ミルク、ワクチンや虫下し、浄水剤やテントといったものがあります。
私たちに代わってUNICEFが現地の必要としている子の所に届けてくれるという仕組みになっているのです。

また、災害や紛争といった予期できない緊急事態から守るために設けられた緊急募金もしくは復興募金という形で支援に加わることもできます。
実際、この募金によって、南スーダンで生じた飢饉やミャンマーで発生した暴力、さらにはシリアで激化した紛争などから大切な子供たちを守るための活動が行なわれてきたのです。

さらに、UNICEFでは個人の寄付だけでなく、団体として行なわれる寄付も受け付けています。
個人で行なう寄付にはどうしても限界があるため、企業や各種団体、もしくは学校などが主催する寄付に加わることもできます。
このように大勢の力が一緒になれば、大きなことが成し遂げられるでしょう。

UNICEFに募金を送りたいと思う場合、色々な方法で行なうことができます。
例えば、郵便局から送金することもできますし、クレジットカードで払うこともできます。

また、電子マネーによる寄付、携帯電話の使用料と一緒に寄付する方法、さらにはコンビニエンスストアを通じてホーム画面から申し込んで募金することさえできるのです。

色々な方法で寄付できるため、自分に合った方法を探してみるのもよいでしょう。