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雛人形の種類ごとの特徴や選び方

tecstv

最終更新日 2025年5月20日 by tecstv

「雛人形の種類が知りたい」
「雛人形はどうやって選べばいいの?」
「今年、雛人形の購入を考えている」

女の子の健やかな成長と幸せを願う「ひなまつり」では、華やかな雛人形を自宅に飾って家族一緒にお祝いをすることが習わしとされています。
女の子の赤ちゃんが生まれたなど、新しく雛人形を準備しようと考えている場合、重要となるのが飾る場所の広さや収納性、素材やデザインなど様々なポイントを確認しながら選ぶ必要があります。

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雛人形の種類

そこで雛人形を購入する際に最初に調べておきたいのが、どのような種類があるのかという点です。

七段飾り

「七段飾り」は男雛と女雛、三人官女と五人囃子、随身と仕丁といった15人の人形を全て飾ることができる最も豪華な雛飾りとなります。
伝統的な赤い毛氈を使用したものであったり、天然の木材を使用したもの、塗りを施したものまで色々な種類があります。
最も大きな飾りとなるので、収納場所の確保はもちろん飾る場所にも余裕のあるスペースが必要となります。

三段飾り

「三段飾り」は七段飾りは部屋に置くスペースがないけれど、せっかくなら三人官女がついているものを選びたいという方におすすめです。
三段飾りは家庭でも簡単に組み立てることが可能であり、リビングにおいても邪魔にならない小さめサイズなど、自宅の環境にあわせて選ぶことができるので立派な飾りをマンションで飾りたいという希望に適しています。

親王飾り

「親王飾り」は三人官女や五人囃子などはなく、男雛と女雛のみの雛飾りであり、限られたスペースでも出し入れしやすいコンパクトなタイプから、子どもが座ったくらいの大きなサイズまで幅広く展開指定rことが特徴です。
一般的に親王飾りは2人の雛が座った状態で飾りますが、中には立ち姿のものもあるので他とは違ったタイプを購入したいという場合におすすめです。

収納飾り

「収納飾り」は雛人形を置く飾り台自体が、道具などを収納することができるタイプで、専用の収納ボックスなどを用意することなく見栄えをよく飾ることができる特徴を持っています。
飾り台には高さがあるので、棚の上に置かずに直接床の上に置いて使用したいという目的にも適しておりおすすめです。
このタイプは男雛と女雛のみのタイプをはじめ、三人官女が揃った五人飾りのタイプまであります。
収納箱の形も四角から六角、階段状のものなど種類も様々であり、和室や洋室、飾る場所のスペースといった部屋全体の雰囲気や、好みにあわせて選ぶことが出来ることが人気の理由です。

ケース飾り

「ケース飾り」はガラス・アクリル製のケースの中に、人形と道具を全て納めることが出来るコンパクトなタイプです。
これは人形と道具が元々固定されている状態なので、自分で人形や道具をセッティングしたり、使用後は収納するといった手間をかける必要がないことや、ガラスケースの中に入っているので人形に埃が付いてしまう心配がなくお手入れも非常に楽です。

人形の種類による違いについて

雛人形には様々な種類があることがわかりしたが、人形の種類によっても違いがあります。

木目込み人形

これは木目込み人形と衣裳着人形の2種類に分かれ、前者はへらや目打ちを使用し胴体の溝に布を1枚1枚差し込んでいく木目込みという技法を用いて造り上げられた物を指します。
このタイプの魅力は着物の支援な丸みを出しつつ、襟などの細かな部分に柄を合わせるといった製作の工程で高度な技術を必要とすることが最大の特徴です。
木目込まれた衣装はしっかりと固定されるので、丈夫で型崩れがしにくく末永く飾ることができるので、子々孫々と大切に受け継いでいける人形を選びたいという方に向いています。
またこのタイプの特徴としては赤ちゃんのように可愛らしい顔をしていることが魅力の1つであり、基本的にコンパクトで取り扱いがしやすいので出し入れをするのも難しくありません。

衣裳着人形

後者は木目込み人形とは異なり、人形と衣装を別々に作成し、その衣装を人形に着せ付けて作り上げることが特徴です。
大人びた顔をしている顔が多く、可愛らしさよりも艶やかな雰囲気を持つ人形の顔を楽しめます。
男雛と女雛を一対で飾る親王飾りと、三人官女が加わる五人飾りなど、飾る物の種類や組み合わせによって違った雰囲気が楽しめることもこのタイプが支持されている理由であり、人形の数が増えると飾った際の雰囲気が豪華かつ華やかになります。
全ての人形が揃う形を「十五人飾り」と呼び、たくさんのスペースを確保しなければいけないイメージを持たれる方もいますが、最近では限られたスペースでも置けるコンパクトなものも登場しています。
これらの種類を踏まえて、実際にどれを選ぶかは飾るスペースや飾る場所の他にも、品質や値段なども重要になります。

まとめ

基本的に品質の良い品の場合、衣装に厳選した布地を使用していたり、作成時に職人技が必要となるのでその分値が張りやすくなります。
どれも価格が高価で手が出しにくい、お手頃な値段で済ませたいと考えている方も多いですが、子どもにとっては人生においてたった1つの人形となるので、納得のいく品質のものを選びましょう。