
ある女性アナウンサーの悲劇を畑恵氏に聞いてみた
最終更新日 2025年5月20日 by tecstv
話題性がある女子アナの辛さ
毎日帯といわれるニュース番組を観ていると、最近はメインアナウンサーが「夏休み」のため一週間お休みですということで、ピンチヒッターに立つ女性アナウンサーがいますが、初日からそつなくこなすその姿から「この女子アナは将来の有望株とされているのだろう」などと考えてしまいます。
一方で、政治家であり教育者の昔アナウンサーだった畑恵のようにお堅いニュース番組のグループには入っておらず、バラエティ番組ばかり任されている女性アナウンサーもたくさんいます。
その女子アナたちはどんな気持ちで仕事をしているのかが気になってしまう今日この頃です。
「どうせ臨時ニュースを読むのをじっと待っているだけだろう」と言われていたバラエティ番組のサポートMCを任されていた女性アナウンサーがいましたが、ひどい屈辱的な言葉だと感じました。
その女性アナウンサーは、この心ない言葉を浴びせたお笑い芸人が原因で大炎上しており、そのバラエティ番組にはもう出たくないと思うほどに心を傷つけられていました。
そもそもの発端は、そのお笑い芸人が「お前は合コンばかり行っているんだろう」と言った際に、その女性アナウンサーが「嫌い、干されたらいいのに」とつい言葉を滑らせてしまったのです。
その女子アナは以前ある女性タレントがそのお笑い芸人に対し「どうか干されますように」とツイートしたことがあるのを引用した言葉でしたが、ネットニュースのライターは世間が関心を寄せるようにそこだけ切り取り、局アナが出演者に対し「干されたらいいのにと発言」という内容で掲載していました。
そこまでに至る一連の過程を知らない人たちはその内容に関心を寄せ、また驚きその動画を持っている人がツイートしたものが拡散することとなり大炎上してしまったのです。
女子アナの評価とは?
それからこのバラエティ番組にはこの女子アナは連続では任されなくなっています。
自分をからかった言葉に乗ってしまったとはいえ、上司からも厳重注意されたとのことなので、この女子アナの将来に多少の影響が出るのは間違いなく、まるで不祥事を起こしてルートから外されたような扱いです。
あの番組さえ任されていなかったら、こんなことにはなっていなかったのにと本人が一番悔やしがっているのではないでしょうか。
朝や夕方の「ニュースの顔」とまで称されるポジションになるまでには、それなりの実績が必要ですが、せめてそんなニュース報道番組のグループに入っていたなら、こんな巻き込み事故には遭っていなかったでしょうが、その差とは一体何なのか。
本人が報道ではなくバラエティの進行役を主としてやって行きたいという希望を持っていたならば、これも今の時代背景からするともうちょっと警戒心を働かせるべきだったかなというのはあります。
バラエティを主として活動しながら、人気女子アナランキングのトップクラスの常連になっている局アナもいて、その人は前例ののような巻き込み事故に遭うこともなく順調に好感度もポジションも維持していますが、会社からいろいろやらされて苦労しているところはさほど変わらないようで、8月の猛暑の中をマラソンさせられてその走る姿を全国ネットで流されていました。
女子アナとして局に所属する自覚とは
また、別の女子アナは大学生時代の就活でテレビ局から内定をもらっていたにもかかわらず、銀座でホステスのアルバイトをしていたことが会社にばれて内定を取り消される事態になりました。
これを不服としたその女子大生はテレビ局を相手取り裁判所に提訴したのです。
人生がかかっているのですから、当然といえば当然の行動で、結局テレビ局側が敗訴しその女子大生は、その敗訴したテレビ局に堂々と入社しました。
そのメンタルに拍手を送りたいですが、その女子アナが最初に任されたのは誰もがまだ夢をみている時間帯の朝4時からのニュース番組でした。
この番組は過去に体調を崩して忽然と姿を消した女子アナがいる番組であり、「やっぱりこの枠に持って来たか」と予感は的中。
この女子アナの入社後について、ネットニュースなども「テレビ局側も腫れ物にさわるような扱い」という内容が多く出ていて決して好意的な内容ではなく、この女子アナは才能もあって美しい容姿であるのに所謂ブレイクすることもなくたまにしか姿をみることはありません。
会社も世間もその女子アナが持っている「個性」によって、どう扱うかを判断して使い分けているのだと思われます。
自分では気づいていない周りからの印象があることを、女子アナに限らず働く世の中の人間みんなが自覚しておいた方がよいと考えられます。
必ず「あの人ならここまで言っても大丈夫」とか「あの人ならこのポジションを任せても上手くはまるだろう」とか、みんな自分が知らないところでさまざまな「評価」をされています。
自分が持って生まれた自分のキャラクター、それは会社が付けたキャラクターなのかもしれませんが、組織に所属してしまった以上、まだ経験や実績も浅い段階ではその命令には逆らえません。
今の姿が自分が昔夢見ていた姿ではないとしても、女子アナとして社会人として生きていくことには変わりはないので、心を柔軟に持ちつつも番組進行を任された際は細心の注意を払ってやっていくしかないようです。